今月の参考文献要チェック!
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社会的ひきこもり―終わらない思春期 PHP新書
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テレビゲームの話題とは切り離すことができない現代の若者。その中でも近年特に増加傾向を示す「ひきこもり」「閉じこもり」問題について、精神科医として臨床の現場で長年「ひきこもり」と関わってきた筆者の経験をもとに、「ひきこもり」についての理解と実践を交えた説明を行っている。
「ひきこもり」についての理解を深めるための第1部では、笠原嘉氏の「スチューデント・アパシー」から理論を発展させ、「ひきこもり」とは思春期特有の問題行動と同じ根のものであるとの説明を試みている。そしてそういった個人の問題である思春期事例が「ひきこもり」として社会問題化してしまうことの背景として『ひきこもりシステム』という個人・家庭・社会の乖離を指摘し、それをできるだけ正常な(接点をもった)状態に戻すことが、この問題を解決するために最も重要だと説いている。 |
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