今月の参考文献要チェック!
|
|
|
今では、私たちの生活に完全に入り込んでいるといっても過言ではないパーソナルコンピューター(以下パソコン)。しかし、パソコンも数多のドラマを経てここまで来たのです。本書はそんなパソコンの歴史を著者の体験談を交えながら振り返る一冊。 日本にパソコンが登場したのが、1970年代。そして今は、2005年。四半世紀の間にパソコンは驚くほどの進化を遂げました。今の世代のパソコンしか知らない人には1970年当時に、日本に登場したパソコンの動作クロックを聞けばびっくりされるかもしれません。今のパソコンは1GHzを超えているものがほとんどでしょう。そして1970年代のアップルUは1MHz。今のパソコンの千分の一です。これでは、仕事も何もやってられませんね。それでも人間の技術と情熱はパソコンを四半世紀で生活の一部と化し、それに付随する様々な便利な環境を築いてきました。 本書はそんなパソコンの歴史を1970年代に日本に登場したアップルUからウィンドウズが登場し、インターネットが登場するまでの技術と淘汰の歴史を振り返っています。その時代を懐かしく感じる人にはもちろん、パソコンなんて在って当たり前だと思っている若い世代の人にも読んでもらいたい。歴史を知り、パソコンの重みとありがたさを理解することでパソコンとの良好な関係を築いていけたらいいなと私は考えています。 [第1章]アップルだ!ダンディだ!コモドールだ! [第2章]国産8ビットパソコンの登場 [第3章]16ビット機への飛躍とMS-DOS [第4章]二つの業界統一規格「MIDI」と「MSX」 [第5章]パソコン業界の幕開けとキャプテンシステム [第6章]32ビット時代の到来 [第7章]ビジネスマシンの変容と「三種の神器」 [第8章]ウィンドウズの到来とインターネット (文責:中田)
|
|
|