今月の参考文献を要チェック!
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miraizou
映画ビジネス 現在と未来
ジェイソン・E・スクワイヤ編、小田切慎平訳、晶文社、1993年

本書では、十九世紀末に誕生したアメリカ映画をビジネス的な側面から総合的にとらえ、映画の企画、撮影、公開の各パート、そしてテクノロジーが変える未来について述べられている。筆者は各パートの第一線で活躍している人々である。映画ビジネスをシステム的にとらえた作品であるといえる。

T クリエイターたち
プロデューサーや映画監督、俳優なと、実際に映画を企画し、作っていく仕事について語られている。

U 著作権
シナリオライターや著作権エージェントなど、映画を作る上で避けては通れない著作権についての仕事について語られている。

V 資金
劇場用映画の財務管理の原則や銀行との関わり、海外税制の優遇措置や政府補助金なと、資金面についての仕事について語られている。

W マネジメント
映画のマネジメントや映画会社の経営、スタジオの運営などについて語られている。

X 契約
各パートを繋ぐ契約についてや、タレント・エージェントについて語られている。

Y 撮影
ライン・プロデューサーやシナリオライター、監督など、実際の撮影に関わる仕事について語られている。

Z 販売
映画を映画館に配給する際の販売や映画のマーケティングについて語られている。

[ 配給

配給としてのスタジオについてや独立配給会社などを含めた配給について語られている。

\ 公開
公開業者、映画館チェーンを舞台に、映画公開契約の実例や軽食販売と映画館の利益などについて語られている。

] 観客
実績統計と観客文責、映画の自主レーティングシステム、予告宣伝サービス、グッズの商品化権などについて語られている。

]T 未来
最後に、新しいテクノロジーによる映画システムの変化について語られている。

(文責:山本 幸平)


 
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