ビーイング・デジタル新装版
ニコラス・ネグロポンテ著、西和彦監訳・解説、福岡洋一訳、ASCII、2001
本書はMITメディアラボの上級所長である著者が、現在進行中のデジタル化革命についてその本質について専門的・技術的な表現は避け平易な表現で語っている。それは有名な「アトムからビットへ」という言葉が、本書から生まれたことによって如実にあらわされている。このデジタル化革命はテレビや新聞といった様々なメディアをはじめ、人々の社会環境・生活様式がどのように変化するのかについて、様々な予測が語られている。その中で著者は常に「BeingDigital(デジタルであること)」の意味ついて繰り返し述べ、その可能性と重要性を示している。