東京視察1日目 レポートデジタルミュージアム2000展と江戸東京博物館【山根】 |
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■江戸東京博物館
次に東京・両国にある「江戸東京博物館」を見学しました。ここは庶民や武士の生活を文化・習俗、経済、生活をキーワードに江戸ゾーン、東京ゾーンに分けて、貴重な現物資料や模型などを多用して展示していました。また施設は全てバリアフリーになっており、希望者には音声ガイダンス機器も無料で貸し出ししていました。
まず江戸ゾーンでは武士や庶民の暮らしぶりを、典型的な街のつくりや武家のつくりを模型で示していました。ここでは都市生活の原型としての江戸という視点で、階級階層の 計画的な配置、潅漑・用水、あるいは浮世絵や古地図などからその当時に流行った風俗を導き出すという形で提示していました。次に東京ゾーンへと移り、文明開化によって西洋文化が武家や公家のみならず庶民に至るまで受容されてきた過程を垣間見ることが出来ました。また映像シアターでは未来都市のイメージを映画を使って紹介していました。この映画は3Dグラスを架けることによって三次元映像の効果が得られるものになっていて、内容としては今後の東京がますますメトロポリタン化する様を提示していました。 |
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