IMI講義 『ゲームスフィア 〜ゲームの世界を理解するために〜』
講師 マルチメディア研究者・IMI講座ディレクター 野々村文宏氏
【まさゆう】

 人工生命を例に取ると、現在、混同されがちなのは

・自己複製的 ・見た目が生物らしいこと

の二つで、ここでいう人工生命は当然、前者であり、さらには物事を考え、判断し、行動するエージェントが志向されるものということです。

 講義を聴いてのベタな感想は、技術的な制約がほとんど取り払われた今では、遊びの本質をついたゲームを生み出さないと、ユーザーもクリエイターも納得しないので、これからのゲームの会社には、哲学的発想が必要なんだろうな、と感じました。
 また、講義中も触れられていましたが、我々は北半球に住んでいて、人類の作り出した楽園を享受していますが、南半球では未だ壮絶な生存競争が繰り広げられているわけで、その矛盾と問題点を次世代の人材が解決してくれるであろうと、祈りながら、キーボードを叩くのを止めたいと思います。
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